からだの痛み(脊柱管狭窄症・痛風など)

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〇痛風の発作

痛風の発作に悩む50代男性の例を紹介します。

 仕事中、だんだんと右足親指の付け根に違和感が出て、夕方ごろには膨れ上がり、熱をもってきて、歩くのも困難になったとか。以前にも同じ場所に同様の症状があり、その際は朝の起床時に起こったため、すぐに病院へ行き、痛風と言われたそうです。薬をもらったものの体に合わず、しんどかったということで、今回は良い漢方薬はないかと来局されました。

 体格は中肉中背。食欲旺盛で、お酒も少し飲むとのこと。既往症としては尿路結石が3回ほどあり、今でも血中の尿酸が増えて尿からの排泄が追いつかないということなので、全身の血行を良くし、尿の出をよくする漢方薬を服用してもらいました。翌日の夕方には痛みも腫れも引き、これには相談者の方も私もビックリ。ただ、尿酸値は高いままと予想されるため、週に1回、尿酸を排泄させるための漢方薬を服用してもらっています。

〇膝痛

膝痛に悩む50代男性の例を紹介します。

 若いころから膝の調子は悪かったそうですが、バイクで膝が冷えてから、正座も難しい状態になり、長時間の歩行ができなくなったとか。

 少し肥満気味で、不摂生するとすぐに顔がむくみ、汗をかきやすいと言います。食欲旺盛で、頻尿気味。舌の質はやや赤く、やや黄色の苔が付いています。

 まずは1日の摂取カロリーを10%くらい減らして、お風呂の時に湯船になるべく長時間、せめて12分でもよいのでつかるように指導し、漢方薬を服用してもらいました。薬を飲み始めてから尿の1回量が増え、1カ月後、痛みは20%くらいまで減ったとのこと。もう1カ月漢方薬を飲んでもらい、廃薬しました。悪くなったら、すぐに来局するよう話しています。

〇三叉神経痛

三叉神経痛で激痛が走る70代男性の例を紹介します。

初めは歯が痛かったので歯科へ行ったものの、異常はないと言われたとか。他の病院を受診し、三叉神経痛と診断されたそうです。

 食事をしていたり、マスクをしたり、おしゃべりをしたりすると、激痛が走るなどの症状があります。体格は普通で、食欲もあるとのこと。

 ごく普通のタイプの三叉神経痛に良いとされる漢方薬を飲んでもらったところ、少しずつ良くなっていきましたが、半分くらい改善したところで、また痛みが増してきました。初めのころと変わらない痛みに。いろいろと勘考し、体の毒素を出すような薬味を加えたら、順調に痛みが取れてきたとのこと。このまま快方に向かってくれることを願っています。


〇手足のむくみ・痛み

手足がむくみ、痛くて動けないという90代男性の例を紹介します。

 手足のむくみや痛みがひどく、定期的に通っている病院で、心臓に水が溜まっていると言われたそうです。体格は中肉中背で、お年のをりにしっかりされています。何でも自分のことは自分で行い、食欲もありますが、痛みで動くのが難儀だとのこと。

 老衰で心臓に水が溜まって食欲がない場合は、漢方薬も効きにくいことが多いのですが、食欲はあるとのことなので薬をお出ししました。1カ月後、娘さん(70代)が来局され、薬はちゃんと飲めているとのこと。さらにもう1カ月服用してもらったところ、手足のむくみもとれ、心臓の水もだいぶ減ってきたそうです。今も服用してもらっています。

〇脊柱管変形症

若いころから腰痛に悩む60代男性の例を紹介します。

 20歳ごろからスポーツによる腰痛があり、最近になって病院で診てもらったところ、脊柱管変形症と言われたそうです。レントゲンを見ると、素人でも分かるほど変形していたとか。だんだん歩くのがつらくなり、立ち仕事も歩行も5分程度しかできないほど痛みがあり、困っているとのことでした。4カ月後には旅行の予定があるので、良い漢方薬はないかと来局されました。

 体が冷える飲み物は控えるように言い、漢方薬を服用してもらいました。3カ月後くらいから歩いたり、立ち仕事をしているときの痛みは少なくなり、4カ月後無事に旅行に行き、登山も楽しんだそうです。その後も痛みが出ることが時々あるので、薬の量を減らして、現在も服用してもらっています。

 

〇全身性エリトマトーデス

体のあちこちに激痛が走る全身性エリトマトーデスで悩む40代女性の例を紹介します。

 体中、あちこちに激痛が走り、夜の睡眠も満足にできない状態になり、病院でいろいろ検査した結果、全身性エリトマトーデスと診断されたそうです。5年ほど通院していますが、症状が重くなったり、軽くなったりを繰り返しながら、徐々に悪化してきているとのこと。体の免疫が自分の臓器や筋肉を攻撃するらしく、体重もだんだん減ってきたとか。痛みは非常に激しく、ナイフで刺されるようだと言います。痛み止めが体に合わず、体がだるくなったり、発熱したりして、仕事や家事ができないことも。

 顔は青黒く、手足がほてり、顔がのぼせ、皮膚は乾燥し、毛髪も良く抜けるそうです。生理は40代前半で閉経。唇はカサカサで、症状がひどいときは猛烈に喉が渇き、冷水500ml1日に何本も飲んでしまうとか。遅かれ早かれ寝たきりになると病院で言われたとのこと。

 漢方薬、サプリなど、あれこれと手を変え品を変えて試しました。少しずつ症状が治まり、痛みもだんだんと軽くなっていき、2年経った今は、たまに口渇が強くなったり、目が乾燥する程度で、痛みは出なくなったとか。別人と思えるほど顔色が良くなり、仕事も家事も遊びもできるようになったと喜ばれています。

 


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