生活習慣病関連
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〇高血圧
高血圧の影響で起こるさまざまな症状で悩む40代男性の例を紹介します。
身長168㎝、体重76㎏で、もともと血圧は180くらいと高い状態でした。そこで、漢方薬とサプリを駆使し、61.5㎏まで減量してもらいましたが、血圧は下がらず、180くらいのままでした。
その後、午後4時ごろになると、いつも顔がのぼせ、頭の側面が拍動に合わせてズキズキ痛むようになってきたとか。さらに、上の血圧が常に200を超えるようになり、怖くなって来局されました。
神経を使う仕事で、以前は尿路結石もあり、筋肉のけいれんがあちこちで起きやすいとのこと。目が疲れやすく、手指の爪のところに逆むけがよくでき、夜間は中途覚醒することがしばしば。根を詰めての仕事や遊びは、いつまでも疲労が残り、汗も大量にかくと言います。
高血圧は、その人の体の隅々まで(特に脳に)、酸素、栄養を送り届けるために心臓が頑張っているという結果なので、この状態で降圧剤を飲むと認知症のリスクが高まる可能性もある旨を説明しました。血の働きを良くし、血行を改善し、自律神経の副交感神経を優位にするべく、漢方薬と精神安定の効果があるといわれるCa剤を服用してもらいました。2カ月服用後、おおむね130~140くらいの血圧になったので、廃薬しました。
今はプラセンタを栄養補給としてとってもらっています。
〇脂肪肝
脂肪肝の30代男性の例を紹介します。
派遣社員で、全国津々浦々どこへでも行く仕事をしているとのこと。独身なので、食事は全て外食またはスーパーやコンビニの弁当などで済ませていました。
やや肥満型で、肝機能の数値はほぼ全項目で異常値を示し、無呼吸症候群、高血糖、脂質異常などもあるとか。お酒は飲まないとのこと。汗かきで、口内炎ができやすいとか。
体質を考慮して、漢方薬を飲んでもらいましたが、3カ月たっても一向に改善が見られません。食生活も改善し、自己採点では70点くらいを保っていると言います。もう一度、あれこれ勘考し、漢方薬を少し変えて、発酵素を一緒に飲んでもらいました。すると、2カ月後には肝機能数値、糖脂質異常は良くなったので、廃薬となりました。しかし、1年後、また同じように肝機能数値に異常が出たため、もう一度漢方薬と酵素を服用してもらっています。食養生はゆるく長くするのが大事だと思います。
〇高血糖
会社の定期健診で高血糖が見つかった20代女性の例を紹介します。
会社の定期健診で、高血糖でHbA1cが正常範囲を超える6.5以上あると言われたとか。今までにも、風邪薬、咳止め、生理痛、メニエルなどに対応した漢方薬を出したことがあり、体質に関してはおおむね把握していました。
生理に関するトラブルもわりと多く、頭痛も起きやすく、冷え性。顔色は普通で、食生活はアドバイス通りにしており、合格点でした。
今まで何ともなかった血液検査で、急に異常が見つかったことで、自己免疫疾患も疑われますが、風邪を引いても高血糖が出ることもあるとか。
そこで、漢方の「気・血・水」を整えるための漢方薬を服用してもらいました。3カ月後、検査を受けたところ、全て正常値になっていたとのこと。一時期の体調の乱れが検査に出たのではないかと思われます。
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